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BSTハーレーカーボンホイールのデメリットについて

  • sunnysidemie
  • 6月25日
  • 読了時間: 9分

更新日:6月27日


サニーサイドガレージでは、ハーレーダビッドソン用BSTカーボンホイールの購入を検討されているお客様からよく聞かれる質問が あります。


それは、「カーボンホイールって壊れますか?」という内容です。


今回はカーボンホイールの欠点をプロの整備士である私が実際に経験と知識を踏まえてまとめてみました。


決して安価ではないBSTカーボンホイール「どこで買っても同じでしょう!」と思っている方がいればまずはこの記事を読んで欲しいです。


サニーサイドガレージだけがおこなっている販売の秘密を公開しましたのでご覧ください。


少し長くなりますが本題に入りましょう。

カーボンホイールを既に取り付けている方も、これから取り付けたいという方も、

まずは欠点を知ることで是非挑戦したくなるカスタムの一つであることをお伝えしておきます。




私が初めてBST(Black Stone Tek)のカーボンホイール見つけた時は、

「夢のような商品だ!」と、とてもワクワクしたことを今でも覚えています。


黒い石と例えられる硬いカーボン素材、その呼び名にもかかわらず圧倒的に軽い超軽量素材です。そのカーボン素材で製造されたホイールは、「今までのハーレー特有の重くて曲がりにくくて扱いにくい」という常識を大きく変えてくれたパーツだからです。



ハーレーダビッドソン用のBSTカーボンホイールには、

形状の異なるトルクテックとツインテックの2種類が存在しています。


私は、同じワクワクを共有したお客さんと共に、

ハーレーダビッドソン専用モデルである「トルクテック」と「ツインテ ック」を両方購入して、そのお客さんと一緒に取付から走行までしっかりと検証するほどハマったカスタムの一つです。


新しく「使ってみたい!」と思った商品を見つけたとき、手に入れてすぐに一般向けに販売は絶対にしません。まずは、店のデモ車両に取付け試走を行い、自分の目や手でチェックをして、製品の特徴を掴むことに専念します。


どのカスタムパーツにも、必ずメリットとデメリットは存在すると思っています。

特に今回のような走行性能を上げるカスタムパーツでは、部品の組み合わせを間違えて、デメリットが出てしまう場合があったり、カスタムパーツの組み合わせの重要性も大きいですね。このホイールの欠点や組み合わせなどを自分自身で知ることで、ハーレーダビッドソンの走行性能を上げ、確実な効果を実感していただけるカスタムパーツの一つにしたいと思っていました。





■ここから先は、購入前に長年販売をしてきた私が、一般のお客様からのよく質問される不安要素を主に3つ紹介しましょう。



「割れないの?」「耐久性は大丈夫なの?」「車検対応なの?」という声です。



BSTカーボンホイールは、JWL規格をクリアしているので通常の使用ではまず割れることはありません。


JWLとは、簡単にいうと日本が定めた安全の基準をクリアしたホイールであるということです。正確には、国際的な安全基準もクリアしています。車検時には、JWL刻印のないホイールの場合は車検に通りません。


サニーサイドで販売されている全てのBSTカーボンホイールには、JWL刻印がされておりシリアルナンバーで管理されているのも特徴です。


さらに新規購入の際には、2年間の保証をつけています。



しかし、ごく稀に「カーボンホイルが割れた!?」という話を聞いた事があります。


その原因の一つとして考えられるのは、タイヤの空気圧のメンテナンスを怠り、タイヤの空気圧が低い状態で走行し、走行中に何かの拍子でホイールに対して強い衝撃が加わり、ホイールリムに亀裂が入ってしまったのかと思います。


私がカーボンホイールを取り付けた車両では、通常のストリート走行くらいではまず割れたことがありません。ゴツゴツした岩や石などがカーボンに強い衝撃で接触し知らないうちに傷が入ってしまったり、ものすごいスピードで走行中に硬いものがホイールに直接接触する事があればもちろん亀裂に繋がったりもします。これはアルミホイールでも同じことです。



商品テストでは、鈴鹿サーキットで耐久テストも兼ねて走行チェックを行いました。


トップスピード200kmオーバーで走行し、真夏と真冬の環境でチェック。空気圧をわざと上げたり下げたりと、意味がないと思われるかもしれませんが、とにかく未知の商品でしたので、できる限りの走行チェックを自分自身でおこないました。さらに富士スピードウェイでは大雨の中でも走行テストしました。足回りが軽くなりすぎて、路面の状況が分かりにくく、走行に支障をきたすのかと思いましたが、結果は全くの逆で、大雨のウェット路面でも、路面状況がとても分かりやすく、走行ペースもグングンあがり、タイヤのグリップ力を感じ取れるほど安心して走行いたしました。そんな過酷なテスト走行をしても、カーボンホイルは一度もトラブルは起きていません。その秘密は、もう少し後で書きますね。



通常の公道走行では、石や砂利などが多い場所では減速しホイールに傷や破損を回避するように心がけましょう。カーボンホイル全体にかかる衝撃には強いが、部分的にかかる衝撃には注意が必要ということを覚えておくとより長く安心して使用する事が可能です。





■割れる原因はまさかのタイヤ交換!?


次に、よくあるトラブルはタイヤ交換時に起きています。


BSTのカーボンホイールは、経験がない人がタイヤ交換を行うと割れる事例があります。


タイヤの組付けに関しては、1番初めに購入したテスト用のBSTカーボンホイールで、タイヤを何度も組んでは外しを繰り返し経験と感覚を身につけてきました。


高額なパーツを自分で購入しないとできないことですね。

コツや経験が必要になる作業になります。


通常のホイールと同じような扱いとは異なり、通常のバイクショップであってもタイヤの組み付けを断られる店舗もあります。


心配であればお気軽に当店までご相談ください。タイヤの組み付けから交換まで対応いたします。






■新品購入でもまさかのトラブル?



個人や他店で購入された方は、新品だから大丈夫!

っと、感じている方いませんでしょうか?


実はそれは間違いです。新品でも取り付け後に起こる確率が多い欠点をお伝えしておきます。


実はカーボンホイールのリム部分の処理がイマイチのものがあります。簡単にいうと、1つ1つ手作業で作られているので、カーボンの製造段階でできる巣穴が多くザラザラとしたままの状態のものです。これはエアー漏れの原因になる可能性が高いです。もう一つは、エアープラグ部分に関しては、組込みの個体差が激しくBSTのカーボンホイールの取り扱いの実績がないと取付不良に気づけずに、他店で新品で購入したにも関わらずエアー漏れを起こすなどの不良品が届いたという相談を受けたことがあります。



サニーサイドガレージでは、発送前に「ホイールリムの表面の状態確認」と「エアーバルブの取付部分の確認」を重点的に行ってから発送しています。


その他、全体の塗装のチェック、ホイールハブ部分のチェック、ブレーキディスクが取付られるボルト穴も最後までネジが切られていなかったりするので、ネジ穴を最後まで切り直してからお客様に発送しております。





■まとめ



強度に関しては、通常のホイールとの差はほとんどありません。

取り扱いに関しては、カーボン製品の経験値があれば問題ありません。


海外製品なので、どうしても品質の管理にバラツキがあります。不良箇所を経験上認識した上で、自社基準による検品を行い納品をしているというところでは、そこにサニーサイドガレージと他社との違いがあるかもしれませんね。


もちろん商品に大きな問題があった時は、製造元に送り返したりもしますが、経験上のお話をするとすぐには戻ってきませんでした。これは、海外メーカーと日本のメーカーとのお大きな違いです。


不良品の対処でもオーダー順に行うので一番後ろで順番を待つしかないのです。

長い時は何カ月も待ちます。


これまで当社で起こった商品の問題については、BSTへ全て報告し共有し実績を積んできました。その甲斐もあり今では商品の質も上がり良いものだけを販売することでお客様との信頼につなげてきました。


あえて書くなら大きな欠点の一つは、高額なカスタムであるということです。


それゆえに、このカスタムは他の方と被ることがなく見た目もパフォーマンスも変化するので非常にチャレンジして欲しいカスタムの1つです。




サニーサイドガレージがカーボン製品の補償サポートをおこなえる理由は、

オリジナルのドライカーボン製品を多くラインナップしているからです。


カーボンへの知識もとても豊富だからこそできるサービスがあります。


新規購入の2年の保証以外にも、小さな問題であれば当店のカーボン専用工場で修理や対応ができる場合もあります。


海外に修理を依頼すると戻ってくるまで数カ月かかるデメリットやさらに高額な配送費を抑えることができる点では、他社にはない修理サービスです。


カーボン素材のホイールの欠点はゼロではありませんが、サニーサイドガレージはカーボン製品の欠点を解決できることができます。


長文になりましたが、カーボンホイールへの欠点は理解していただけましたでしょうか?



どこで買ってもカーボンホイルは同じでしょう!?というのは間違いです。


サニーサイドガレージでは、ハーレーダビッドソンのレーシングカスタムで培った経験や知識を活かし、BSTと直接販売契約をおこなっている実績があります。




ご不明な点などありましたらお気軽にお問い合わせください。


カーボンホイール以外にも、職人の手曲げによるアルミスイングアームやチタン製のマフラーなど、多くのオリジナル商品の製造販売もおこなっております。商品を購入されたお客様には、カスタム等含め悩みや不安を解決できる的確なアドバイスを無料にてご提供いたします。



最後に少しお話が長くなりましたが


自分だけのカスタムハーレーを作り素敵なバイクLIFEになりますように。。。



サニーサイドガレージでは、これまでBSTカーボンホイールの累計販売数・取付台数も数多く、実績を積み重ねてきました。


カーボンホイールだけを販売するのではなく、お客様のハーレーダビッドソンを見せていただき、カーボンホイールと相性のいいタイヤなど、「走り」に関しての部品のアドバイスなどもしております。


業者様に関しましては、カーボンホイールの取付に関してのアドバイスなどをしております。取り扱いにくい商品ではありませんので、安心してご注文ください。


一般の方も業者様も詳細等お気軽にお問い合わせください


■購入はこちらから ↓↓↓


■雑誌CLUB HARLEYさんのWebページでBSTカーボンホイールに

 ついて特集取材を受けました。

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